こんにちは。
今日はクリスマスですね。あ、日没で終了でした…詳しくは昨年の記事【悲報】クリスマス終了のお知らせをご参照ください。
まぁ、12月25日がイエス・キリストさんの誕生日で確定という訳ではないらしいので、クリスマス週間としてお祝いする感じですかね。
クリスマスと言えば、サンタさんにクリスマスツリー、それに雪のイメージがあるかと思います。
北半球では冬の時期なのですが、南半球では夏。なのでサンタさんも冬服のままサーフィンしているイメージ画像だったりします。
これは荒井的感想なんですが、元々北半球の習慣としてのクリスマスを、南半球に持ち込んだから的なところがあって、誤解を恐れずに言ってしまえば北半球が「主」で南半球が「従」的な影響が少なからずあるかと思います。
世界的には「南北問題」と言われることがサンタさんにも影を落としていると思うのは考えすぎでしょうか?
南北問題は、地理的な要因や、歴史的要因、経済的要因など多岐に渡る原因があると思われるので、ひとくちでは言えないのですが、これも荒井的には「豊かさ」に一因があると思います。
経済的な豊かさでは北半球の国々が豊かとされています。
しかし南の温暖な地域では、作物も水産物も動物資源も北の寒い地方に比べると「すぐ近くにある」のだろうと思います。
まぁ北の国々はだからこそ農業に力を入れることが地理的にも出来たからより豊かになったとも言えるのでしょうけど。
ひとの本来の生き方というのは、定義するのは難しいと思いますし、それこそひとによって価値観が違うと思います。
経済社会の中で生きていくことも、生存戦略としてコミュニティを作ってきた人類の叡智だと思いますし、
自然の中で恵みを受けて暮らしていくのも素晴らしいことだと思います。
・メキシコ人漁師とアメリカ人の物語
有名なお話なのでご存知のかたもいらっしゃるかと思います。
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メキシコの田舎町の海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に素晴らしく活きが良い魚をとってきた。
それを見たアメリカ人旅行者が尋ねた。
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」
すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。
旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。惜しいなぁ」と言うと、漁師は「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だ」 と言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、
漁師は「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」と答えた。
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。 自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃には君はこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。 きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるの?」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの?」
「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう?」
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単純に物語としても面白いですし、解釈は色々とあるかと思います。
例えば、アメリカ人の経済的思考に対する皮肉だったり、同じ理想的な生活でも資産があるかどうかを表していたり、実は食べるための漁だったりするのかとか…
これまた荒井的な解釈では「幸せは成るものではなく、目の前の幸せを実感すること。」だと思います。
「ひとは幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなんだ」という言葉もあります。
つまり、大抵のひとは既に幸せを手に入れていてそれを実感していないだけなんです。
家族と暮らせて幸せ、仕事が出来て幸せ、健康で幸せ、
そして「生きているだけで幸せ」
クリスマスは正式には終了していますが、今夜は家族とクリパです。
家族と一緒にクリパ出来る「幸せ」を実感しています。
最後までお読みいただきありがとうございます!