憲法記念日

こんにちは。

ゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか?荒井は子どもの部活の試合の応援に行きました。
明日からはかみさんの実家に帰省の予定です。

さて今日は「憲法記念日」です。これは11月3日の記事でも触れましたが、1946年(昭和21年)11月3日に公布された「日本国憲法」が、翌1947年(昭和22年)5月3日に施行されたことを記念した祝日となりました。

・公布と施行
公布とは、成立した法律や政令を国民に官報などで周知することです。内閣の助言と承認に基づく天皇の国事行為で、「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」と呼ぶ天皇陛下による署名と押印を経て公布されます。
施行とは、施行とは実際に効力が生じることです。法律などの内容によって準備期間が必要であれば公布と施行の間に日数をあけますが、その必要の無いものに関しては公布即日施行という場合もあります。
因みに施行は「しこう」と読みますが「せこう」でも良いそうです。しかし建築関係の「施工(せこう)」と区別するために「しこう」と読むことが多いようです。

ご存知の通り日本国憲法にはさまざまな議論があります。私個人的な意見としては、「改めるところは改めるべき」と考えます。
内容や政治的な信条は置いておいて、世界は成文憲法(文章として制定されている憲法)を持つ国が殆どですが、その中で成立が14番目に古い憲法であり尚且つ改正されていない世界最古の憲法が日本国憲法なのです。
つまり他の国では国の実情に合わせて都度改正しているのです。
改正されない理由の大きな点は戦争放棄を謳っている点と、改正の手続きが厳格化されていてハードルが高い、所謂「硬性憲法」だからという点だと思います。

繰り返しになりますが政治的信条は別として、世界は日ごと変わっているのです。その中で国の在り方を決定する憲法が全く変わらないというのは平たく考えてもおかしいと思います。
憲法改正というとヒステリックに否定するかたもいらっしゃると思いますが、時代に合わせて変わるというのはビジネスの世界では常識ですしそうしないと生き残れません。
国際社会でも同じだと思います。

改正する内容には沢山の思惑が含まれるであろうことは当然です。でもそれすら織り込んでしまう、例えば改正手続きのハードルをもう少し下げる。つまり不都合が出てきたら改正しやすくしてしまうのもひとつの処方箋だと思います。

本来、憲法記念日が憲法のこと日本のことを我々市民が少しでも考える機会だと思いますので、何も全文理解する必要はありません。興味の出た箇所だけでも読んでみてみんなで考えて行くべきであり、憲法すら変わっていく「時代」になってきたのだと私は思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!