1月31日は「生命保険の日」

こんにちは。

記事連続更新100日目までは私の主業である保険の記事は書かないようにしようと考えていた荒井です。理由は特にありません(笑)
でも1月31日は「生命保険の日」だそうなのでこれは何か書かなければなりませんね(笑)

日本で初めての生命保険会社である明治生命(現明治安田生命)が1881年(明治14年)に創設されました。
それから一年後の今日1月31日に日本で初めて生命保険の保険金が支払われたことが新聞で報じられました。
神奈川県警の部長さんが残念ながら心臓発作で急死してしまいました。遺族のかたは保険金として1000円を受け取ったそうですが、亡くなった部長さんが生前支払った掛け金は30円。新聞で報道されたことにより生命保険が急速に広まったと言われています。

生命保険の日は一般社団法人・MDRT日本会によって制定されました。MDRTって一般の方には馴染みが薄いと思いますが、とっても簡単に言うと生命保険を沢山売ってるひとたちの会です。
「日本で初めて保険金が支払われた日。お客さまのために初心を忘れないように」という趣旨だそうです。

日本の生命保険の加入率ってご存知ですか?2022年のデータでは男性77.6%、女性は81.5%。昔に比べれば減ってきているのですがそれでもおよそ8割の人がなにかしらの生命保険に加入していることになります。

「入ってる生命保険はいくらですか?」と聞くと大抵は「死んだら2,000万円貰える」とか「月に3万円払っている」などという答えが返ってきます。

では「総額おいくら支払います?」と聞くと「え?考えたことがない」とか「途中で更新するから保険料も変わるでしょ?」などと返ってくることが多いのです。

確かに間違ってはいませんよ。でもそれって「値札も見ずに商品を買ってる」ということですよね?
誤解ないように言っておきます。生命保険とは「金融商品」です。「お守り」でも「安心料」でもありません。「保険に加入」とは「金融商品の購入」なのです。
スーパーで買い物する時でも、クルマやましてや住宅を購入するときにその商品がいくらなのか?ちゃんと確認しますよね?
でも不思議なことに生命保険は月々(年)いくら支払うのかは把握していても、一生涯でいくら払うのか?あまり把握されていないかたが多いのです。

ここで生命保険文化センターという機関から出ているデータをご紹介します。

年代別 世帯年間払込保険料平均

29歳以下 24.2万円
30歳代  32.6万円
40歳代  36.8万円
50歳代  42.8万円
60歳代  38.3万円
70歳代  29.8万円
80歳代  33.6万円
90歳以上 23.6万円

例えば40歳代の世帯が年間平均36.8万円(月3万円強)の生命保険の掛け金を支払っている事になります。皆さん結構払ってますね。
上記データから、少々乱暴ですが、一生涯いくら生命保険に支払うのか?簡単に計算してみます。各年代は10年間ありますので、

例えば30歳代だと32.6万円×10年=326万円ですね。
で、90歳以上まで累計してみると…なんと2617万円!

よく生命保険は住宅の次に高い買い物と言われますが、郊外だと一軒家が買える値段です!住宅より高いかもしれませんね。

勿論、保険ですから、何事もなければ保険金は出ません。まぁある程度掛け捨ての部分は仕方ないでしょう。
そして人間は必ず「死」を迎えます。

なので、保険金を何処かで必ず受け取る事にはなるのでしょうが、それにしても大きい金額ですね。
十分「高すぎる」金額だと思います。「お守り代」や「安心料」という金額ではないですよね?

「見直ししたから俺(私)は大丈夫」と思ってる方々も多いと思います。でも数字は正直です。これが実態なのですよ。

さて、あなたの「生命保険」は一体「いくら」なのでしょうかね?

最後までお読み頂きありがとうございます。