
こんにちは。
西暦685年3月27日、天武天皇の「諸国の家々に仏舎を作って、仏像と経典を置いて、礼拝供養しなさい」という詔を発せられました。
今日は「祈りの日」。
・祈るという行為
人間も動物なのですが、私の知る限りでは「祈る」動物は人間くらいなものだと思います。
他の動物に聞いてみたことはないけどね(笑)
ひとは、自己や他者の安寧と成就のためなどに、自分たちを超越するとされる存在に祈ります。
神さま仏さまに祈るということですね。
祈るという行為は、宗教の違いだけでなく、無宗教のひとでも当然のように行っていたりする。
そして祈りは、作法や形は別として万国共通だと思います。
つまり、大昔からひとは自分たちを超越する存在があることを知っていて、叶うかどうかはともかくその存在に「祈る」ことを行ってきました。
それだけ、ひとと超越する存在が近かったのかも知れません。
・願いが「叶う」
ただ神さまも仏さまも、こう言っては身も蓋も無いけれど、いちいち個人ごとの祈りを聞き入れることは無いでしょう。ただ「祈る」だけでは願いは叶いません。
漢字というのは良く出来ていて、「叶う」という文字は「口」と「十」で造られています。
つまり、口で十回唱えると「叶う」ということ。
勿論言っただけでは叶いません。口で十回いうほど想いを刻む。そして実際に口にする=行動するからこそ願いは「叶う」ということです。
書いたことは消せるけど、言ったことは消せない。願いを「言霊」にする。祈りとはそういったことなのだと思います。
・大きな願い
私は神社で手を合わせるときに先ず「姓名」「住所」を心の中で唱えて「感謝の念」を捧げます。
願いは勿論あるけれど、神さまにお願いするのではなく、口で言って行動することで叶うのだから神社では願いはあまりお伝えしないですね。
それでも願うことは「世界平和」。大きく出たな(笑)
世界平和、つまり他者への祈りに自分を含めて捧げる。これだけです。
勿論、世界平和を口で唱えて行動してもなかなか実現しないのかも知れません。
そもそもどういった行動をするべきなのか?が解りません。
ただ、「手の届く範囲」でベストを尽くす。これが大きな願い=世界平和に結びついていくのだろうと思います。
ものごとは全部繋がっているのだから…
・祈りの力
スピ系な内容になっていますが、「祈る」ことには目に見えた効果、力があります。
アメリカで行われた実験で、病気が治るよう毎日祈りを捧げた重病の患者さんは、祈らなかったグループより効果があったという結果もあります。
また祈りによって「ストレスによる免疫機能低下の改善」や「うつ病からの回復効果」なども確認されているようです。
つまり、祈るという行為は願望成就というより、体調管理に近い考え方なのかもしれません。
対象も作法も、あまり関係無いのかも知れません。
ただただ「祈る」、「感謝する」
それが今世での我々の「仕事」なのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます!