海軍記念日に想うこと

こんにちは。

1905年(明治38年)5月27日、当時の強国ロシアのバルチック艦隊と戦い勝利した日です。
これを記念して太平洋戦争までは5月27日を「海軍記念日」としていました。
戦後に廃止されたのですが、2つの想いを記します。

1:断絶
太平洋戦争で敗戦後に日本軍は解体されたのですが、海軍の掃海部隊は2か月ほどの中断期間を挟んで引き続き機雷除去の任に当たっており殉職者も出しています。
それから海上自衛隊に繋がっていくので実際には所管は兎も角として実働部隊は続いて任務にあたっているのですが、やっぱり敗戦を機に「断絶」された感が強いです。
軍国の色を払拭するために「海軍記念日」は無くなったのですが、仕方ないにしてもまた軍だけでなく日本全体が戦前と戦後に「断絶」されてしまいました。
そしてそれは今現在も色々なところで尾を引いています。

2:日本スゲーの落とし穴
なんだか知能指数の低いサブタイトルですが(笑)、日本の文化やクールジャパン、日本の技術などある分野では戦前も戦後も日本は世界をリードしているところがあります。
戦前では、開国からわずか50年あまりで五大国となったり、当時は画期的で強力だった「零式艦上戦闘機」、今をもっても世界最大の戦艦である「大和」
戦後では白物家電、自動車産業、一時期の半導体、現代ではアニメ文化や所謂民度の高い社会などなど…
自慢することは悪いことではないし、寧ろ日本人の気質として奥ゆかしいところがあるのでもっと誇るべきなのですが、だからといって結局は戦争に負ける、半導体のシェアで負けるなど落とし穴にはまるのが日本らしいと言えばらしい。

どうも大局的に見ることが苦手なのか、それとも調子に乗ってしまうのか…
しかし相反するかもしれないけど、日本人は自分の国をもっと誇っても良いと思う。その上で過去に学んで改めるべきところは改める。同じ轍は踏まないようにする。

誇りを忘れても、自身を驕っても、落とし穴に嵌まってしまうと思います。そして残念ながら今の日本は誇りを忘れ自身を驕っているような感じを受けます。

そういう意味ではひとも国も同じなんだな、と想った海軍記念日でした。

最後までお読み頂きありがとうございます!