こんにちは。
8月20日、声優の田中敦子さんがお亡くなりになられたとニュースで知りました。享年61歳。早すぎます。謹んでお悔やみ申し上げます。
多くの洋画で吹き替えを担当し、最近のアニメ作品では「葬送のフリーレン」の「フランメ」、「ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流」の「リサリサ」などを演じられてきました。
中でも代表作は長く演じられた「攻殻機動隊」の主人公「草薙素子」少佐でしょう。世界のアニメファン・攻殻ファンにとって草薙素子といえば田中敦子さん。長く演じられてきたので田中さんの愛称にまで「少佐」となりました。
以前の記事でも書き、当ブログのカテゴリー「アニメーション」唯一の記事が「攻殻機動隊」です。荒井はコミック時代からの攻殻ファンなので、唯一無二の「少佐」を演じられてきた田中敦子さんの訃報にはただただ残念でなりません。
攻殻機動隊で「トグサ」を演じ長く共演された山寺宏一さん訃報に早すぎる逝去を悼むコメントをされています。
そして「少佐」の相棒とも言える「バトー」を演じた大塚明夫さんは今日(8月22日)現在コメントを出されていません。それが却って計り知れない心痛を表しているようで心中察することすら出来ません。
昨年11月23日に公開された「攻殻機動隊SAC_2045最後の人間」の舞台挨拶で田中さんは「ここにこうやって立っていられるだけで。心から幸せです」と語り、続けて「皆さん、攻殻機動隊はこの『最後の人間』でいったん結末を迎えるのかも知れません。でも、どうか忘れないでください。みなさんがネットにアクセスする時、攻殻機動隊にアクセスする時、私たちは、私はいつでもみなさんのそばにいます。どうか、忘れないでください」と涙ながらに語ってくださいました。
1年に及ぶ闘病だったようでこの舞台挨拶の時には既に闘病中だったことが伺えます。この時、田中敦子さんには解っていたのかと思うと、もう涙無しには聞くことが出来ません。
忘れません。
ただただご冥福をお祈り申し上げます。