こんにちは。
1945年9月2日、東京湾に停泊中のアメリカ海軍戦艦「ミズーリ」艦上で降伏文書に署名され、第二次世界大戦が正式に終結した日です。
日本では玉音放送が流れた8月15日を終戦記念日として知られていますが、アメリカでは降伏文書に署名された9月2日が終戦の日(VJデー)とされています。
降伏文書署名の舞台となる「USSミズーリ」はアイオワ級3番艦として1944年6月に就役。第二次世界大戦後は朝鮮戦争にも参加したが、1955年に一旦退役します。
そして1984年に近代化改修を経て再度就役し湾岸戦争にも参戦。そして1992年に退役。ミズーリはアメリカ海軍が最後に建造した戦艦、最後に退役した戦艦となり現在はハワイ真珠湾で記念艦として公開されています。
・今も残る特攻の痕
1945年4月11日、沖縄上陸作戦援護のためミズーリは沖縄沖合に展開していました。
すると1機の日本軍特攻機(零戦)が低空飛行で右舷後方から侵入、艦体へと突入しました。零戦の燃料に引火したものの搭載されていた爆弾は不発に終わり、ミズーリに大きな被害はありませんでした。
零戦のパイロットは戦死し、遺体はミズーリ艦上で発見。当時のミズーリ艦長はその栄誉を称え、アメリカ海軍式の水葬を執り行いました。
後日判明したのは、この零戦パイロットは鹿児島県の鹿屋航空基地から出撃した石野節雄二等飛行兵曹だったと判明、享年19歳でした。
この時の衝突によって出来たへこみは80年経った現在でも今だにそのまま残されていて確認出来るそうです。
私はミリタリー系の話題は好きです。しかし戦争反対・特攻も反対です。しかし当時を生きたわけではなく、パイロットの石野二等飛行兵曹の想いも判りません。
なので軽々しくは言えないのですが、太平洋戦争に関しては私も見知った程度の話しか持ち合わせていません。それでも「伝えていく」ことは大切です。それが次代への何かしらの糧になっていけば良いのかと思います。
知識として知っている「戦争」。今現在も世界で無くならない「戦争」。国同士、政府同士には直接関与出来ないのかもしれませんが、語り継がれていく想い。それは永遠だと思います。
その想いの積み重ねで少しずつでも「平和」な世界になれば、なっていけばいいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます!