こんにちは。
みなさん、「アクア説」というのをご存知でしょうか?
これは20世紀の中頃に複数の識者により提唱された説で、人類が類人猿から進化する流れで繋がりが切れているとされる、
所謂ミッシングリンクの仮説であり、簡単に言うと「類人猿から人類に進化する過程で一時的に浅い水辺に棲んでいた」とする説です。
論拠としては
・直立二足歩行は水に浸かった時に頭部を出すのに適している。
・体毛が薄く皮下脂肪が多いのは水中での生活に適している。
・頭髪だけ残っているのは頭部が水中から露出しており直射日光や外的から守るため。
・水中出産に見られるように赤ちゃんは生まれてから直ぐに水中に順応できる。
などなど沢山あります。
ということは「河童」は人類の祖先だったのですね(笑)いやあながち笑い話ではないかも…
仮説の裏付けになるような化石も何もないので学説というより一般的には似非科学、所謂「トンデモ学説」の扱いを受けているらしいです。
アクア説の真偽はともかくとして「そういった考え方もあるよね」というスタンスがネット社会でも必要だと思います。
ご存知のようにインターネットは情報の坩堝であり、毎日新しい記事や話、映像や動画がアップされています。
映像や動画ですらAIで作れる時代。もう何を信用すれば良いのか判らなくなってきますね。
といっても既にそういった時代に入っているのです。怪しい説や根拠のない噂もそれこそ大手と言われるサイトでも普通にアップされています。
ウクライナとロシアの戦争もそうです。お互いがプロパガンダ合戦になっていて何が本当なのか判らなくなっています。
(私はロシアの侵攻は全く賛成しません。ウクライナに勝利してもらいたいのですが、そのウクライナも全て「真実」を公表している訳ではないという意味です)
国内最大の掲示板で知られた「2ちゃんねる」の創設者である西村博之さんの有名な発言で「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」という言葉があります。
当時の2ちゃんねるはまだアンダーグラウンドな立ち位置でしたがこの時期から一気に認知度が高くなってきました。
そうなんです。誰でもスマホやパソコンでネットに「常時接続」している時代になっている時代なんですが、本質はあまり変わっていないのです。
それは表面上とは言えネットは「匿名性」があるからなのです。
勿論警察の捜査などでは簡単に割り出されてしまうようですが、一般のひとが「誰が書き込んだのか」を特定するのはとっても困難です。
なのでネットも「トンデモ」話がまかり通っている状態です。
情報も確かに「見えない」ものなのかもしれませんので時代と言えばそうなんですけど、それを「嘘を嘘として見抜けるか?」私自身も少し不安なところもあります。
基本的には私は「性善説」なのですが、何処にでも「悪意」は存在し、匿名性のあるネットにはそれが助長されやすい側面もあります。
自分で情報を吟味する、必要ならばエビデンスをとる、そして「嘘を嘘と見抜いたら」それ自体を楽しむ。
アクア説が嘘とは言いません。そんな時代のことはまだ誰も判っていないからです。
なのでそういった話もあるのかもしれない、そうだったら面白いな。といったスタンスで見る。何でも楽しむ!インターネットも同じなのだろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。