インターネットの教育って?

こんにちは。

今日は青少年健全育成交流会というものに出席してきました。
これは市内の青少年育成に係る7つの団体(相談員や補導員、ボーイスカウトなど)で構成される
青少年の健全育成を図る団体です。

この団体についてはあまりよくは知らないですし、体調がイマイチ回復していなくて途中退席してしまったのでコメントは差し控えますが、
交流会の中で「インターネットを正しく安全に利用するために」という題で講演がありました。
侮辱罪の規定が広がりネットでの悪口や中傷も規定される、つまり犯罪になるとか、
中学生の86%はスマホを使っている、そして全国平均一日当たり4時間半ネットに繋がっている。
スマホは契約者は親なので子どもは「借りて」使わせて貰っている、
スマホを持たせるときに始めに決め事をキチンと決めてからにする。
軽い気持ちで投稿した写真で個人情報がかなり判ってしまう、などなど…
目新しさは無かったけど勉強になりました。

ただ話を聞いていて思ったんだけど、「いやいや、おっさんこそ気をつけろよ」ってことです。
Yahoo!ニュースのコメントとか某掲示板とか所謂「ネットの声」と言われるものには
沢山の憶測に基づく不正確な情報、流言、誹謗、中傷などが溢れています。
いい大人がそんなことをしているんですよ、子どもにだけ言える話ではありません。
寧ろ年齢が高くなるほど判ってないと思うこともあったりします。
(パソコンの使い方という技術的な意味だけでなく、人としてという意味です)

確かに心身共に成長中の子どもに、子どもだからこそ教育していくことは重要です。
だけど子どもたちだけでなく、大人の教育も必要だと思います。
偉そうなことは言えないし、私もまだまだ学習していかなければなりません。
そしてインターネットという日進月歩で進んでいく技術・情報の中で
常識も、犯罪も、ネチケットも、日々更新されているように思います。
(ネチケットって久しぶりに使った気がするけど未だに使いますよね?)

「こいった事例がありましたので注意しましょう」って追いつかないかもしれないけど注意喚起を継続していくことは大切です。
しかしそれ以上に使う人のモラルや姿勢、言ってしまえば人としての姿勢「人間力」といいましょうか、そういったものが大切だと思いました。

自動車が発明されておよそ150年。私が産まれた昭和45年の交通事故死者数はなんと16,765人。
日清戦争の死者数がおよそ15,000人と言われているのでそれと同等なんですね。
そりゃ「交通戦争」と言われる訳だ。
でも平成に入ってから減少しつづけ、令和2年には2,839人と3000人を下回りました。
クルマの安全装置などの技術向上、道路や法律の整備、救急や医療体制の向上、マナー啓発など沢山の努力の賜物だと思います。
それに加えて「人がクルマに慣れた」ということと「運転マナーの向上」という要因もあると思います。
勿論あおり運転など今だにマナーの悪い人も沢山います。でも全体的には(当時と比較してという意味で)マナーは向上していると思います。
それだけの年月、先人たちの知恵や技術や行動によってここまで交通事故の死者数は減ってきたのだと思います。

同じ比較は出来ませんが、インターネットもまだまだ黎明なのかもしれません。我々人類全体の「習熟」と「慣れ」は必要な気がします。

そしてまたここで「コロナ」です。コロナ禍で非対面や非接触が推奨され、ビデオ会議形式が一気に伸張しました。
結果的にネットに繋がっていること、利用することがかなり増えました。
オカルトな話ではありませんがこの一連の流れって結果的にも繋がっている気がします。
(その辺りはまた別の記事に)

インターネットは確かに生活を豊かにする「道具」です。でもあくまで「道具」なのです。
自動車と同じように普通に使っていればとても便利な「道具」です。
でも使い方を間違えるとそれこそ人をも殺す「道具」になってしまいます。
(と言うか既になっていますね)

子どもたちにインターネットとの接し方を判ってもらうと共に、
「良い」方向にしていくよう、我々全体も学習していく必要がありますね。
なんて思った交流会でした。

ちょっととっちらかってしまいましたが、要約すると冒頭の「おっさんもネット気を付けて使え!」ってことです(笑)

最後までお読み頂きありがとうございます。